墨廼江
墨廼江酒造のある宮城県・石巻市は太平洋と北上川の接する河口に開けた町で、
江戸時代より海路交通の拠点、伊達藩の米の積出港として栄えてきました。
現在では太平洋沖の豊富な漁場資源をひかえ、
四季を通じて新鮮な魚介類が水揚げされ、
東北随一の漁獲高を誇る港町として名を馳せています。
酒蔵のある住吉地区には、古くより
水を司る神様を祭った墨廼江神社(現・住吉神社)が鎮座しており、
古来から墨廼江町と呼ばれていました。
弘化二年(1845年)、海産物問屋と穀物問屋を営んでいた澤口家2代目当主・澤口安治が
既に「墨廼江」を酒名にして酒造りを行っていた商家より蔵を譲り受け、
現在の墨廼江が誕生しました。
墨廼江は、宮城県産「蔵の華」「兵庫県産山田錦」「福井県産五百万石」「岡山県産雄町」等、
日本各地から厳選した酒造好適米と、北上川の伏流水、
そして宮城酵母を使って醸されています。
「綺麗」で「柔らかく」「気品のある」お酒を理想としており、手間暇を惜しまず、
真摯な心で米と向き合い、丁寧に醸し出すことをモットーにしています。
海と川に囲まれた自然豊かな環境で育まれた酒だからこそ、
特に海鮮料理とは相性抜群です。
料理を引き立て、自然と杯が進むこと間違いなし。
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