森嶋・富士大観

 
 

明治2年(1869年)、水戸藩の武士だった初代 森嶋道正により創業。
茨城県の日立市北部には、小さな海水浴場と漁港を擁する川尻海岸がありますが、
そこから70歩でたどり着くのが『森島酒造』です。
日本画の巨匠・横山大観画伯の名を持つ銘酒の酒蔵として、
地元の方々から愛されてきました。

 

そんな森島酒造には幾多の苦境を乗り越えてきた歴史があります。
1945年、太平洋戦争の際は、空襲により蔵と家屋を焼失。
当時の四代目・森嶋浩一郎が、耐火性に優れ、強固な大谷石を苦心の末に取り寄せ、
蔵を建て直すことでただちに酒づくりを再開させました。

 

構想から約10年の月日を経て、ついに皆さまにお届けできるとき。
覚悟を込めて命名したのは、自らの姓『森嶋』。
飲む方のなかに新しい気づきがある一杯であってほしい。
そして、つくり手である自身にも一石投じる姿勢を忘れずにいたいという想いから、
ラベルデザインも実際に震災で崩れ落ちた、大谷石蔵の石片を使用しました。
この石片は、どんな困難をも乗り越えていく、森島酒造の不屈の精神のシンボルとして大切にしているものです。

 

「時代に合う味わい」を作るうえでのこだわりのひとつが
酒米それぞれの個性を愉しむ美味しさを表現すること。
そこで選び抜かれたのは、雄町、ひたち錦、山田錦、美山錦の4つ。
食事に寄り添うきれいな“透明感”と“フレッシュ”な味わいと、
口のなかをリセットし、いつまでも飲み続けられる“程良い酸”。
試行錯誤を重ねてられた「森嶋」は、さらなる可能性を追求し進化し続けます。

                                                     

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