風の森

  

『人が食事をして、酒を飲む。数千年もの間営まれてきた日々の日常。これをより豊かに、そして愉しいひとときに変える。』というモットーを持つ「油長酒造」。

1998年に、地元の米を使った、搾ってそのままの生のお酒を、地元の人々に飲んでいただきたいという想いから、
風の森は始まりました。名前は、御所市内にある地名「風の森峠」に由来します。
緑豊かな葛城金剛山麓に位置し、一年心地よい風が峠を駆け抜けます。

500年前に確立した奈良酒の伝統を、現代の技術を用いることで改変し、
今の時代にしか造れない日本酒、次の日本酒への挑戦を続けてゆきます。
風の森では、米の種類と磨きによる味の違いを表現します。
「風の森好適米」である秋津穂、そして露葉風といった奈良のお米を使用しています。
風の森ALPHAでは、柔軟な発想と新たな技術で、次の日本酒の可能性を求めてゆきます。
独自かつ最先端の技術を利用することで、「風の森」にしか出せない味わいを実現しています。

酒をグラスに注ぐ。透明感のあるレモンイエロー。わずかに残る発酵時の炭酸ガスが泡粒をつくる。
顔に近づけるとほのかな果実の香り。口に含むと鼻に抜けるさわやかな香りと共にボリューム感のある味わいが押し寄せる。
のど元を過ぎた後は口中をクリアにまとめていく余韻ある酸味。
お酒を飲むという一連の動きの中で人間の五感をくすぐる酒。それが「風の森」です。

                                                         

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