男女川

「伝統の酒造りを土台に新しい酒造りに常に挑戦する酒蔵」である「稲葉酒造」。
筑波山の麓に居を構えて十六代。6代前の慶応三年より恵まれた米と敷地内の湧水を利用して男女川の酒造りは始まりました。
小倉百人一首にも歌われた、女体山と男体山の間を流れる沢の名を拝したこの酒は、創業以来、筑波山神社の御神酒として親しまれて来ました。

「男女川」の仕込水は、酒蔵の裏山から湧き出す、筑波山の湧き水です。
県内では唯一の湧き水で、筑波山の花崗岩の土壌から、長い年月をかけ濾過され湧き出す水です。
口に含むとそのまますっと体に入ってくるようなやさしい口当たり。滋味に富んだまろやかさが、お酒の性格にもそのまま出ています。
また常に高い品質を保つ為に、計算に基づき洗米から発酵、麹造り、搾りに至るまで、
機械では醸すことのできない蔵人の手作業による技法を屈して行なっています。
搾りは、手間を惜しまず最も時間をかけた最高な搾り方法、「袋吊り」で行なっています。
酒の質の一番高いところを自然の重みだけで一滴一滴落とした「雫酒」は、香りと味わいが凝縮された最高峰のお酒です。

「男女川」筑波山神社の御神酒として、昔から造り続けられているお酒。
お米の良さが生かされていて、ふくらみがあってしっかりした味が特長だが、
飲みやすい飲み口。お刺身などの和食にピッタリです。

                                                         

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